![]() トップページ 大会の詳細 てっぱつアーカイブ 乗船のエチケット タックル 内房のシイラ船 C&Rについて シイラ大全 シイラ釣りの最新最強実戦テキスト! シイラ大全 ■基本編 ■エキスパート・お友達編 ■ターゲットの探し方 ■シイラフィッシングにおける脳内視力の重要性 ■シイラと「鼻をかんだ後のティッシュ」の関係 ■リリースマニュアル(参考) シイラ大全:Text by 市川正章(1968年 神奈川生まれ) 80年代の日本のオフショアゲーム黎明期から平塚庄治郎丸のインストラクターとしてミヨシに立ち続けた。おそらく日本でいちばんシイラと関わってきたアングラーだろう。スズキのソルトウォーターフライ、コイのフレッシュウォーターフライなどのワールドレコードホルダーでもある。Skid&Acid IGFA所属 |
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基本編
相模湾は、丸橋英三氏に言わせると、世界一のシイラフィールドらしい。その世界一のフィールドで20年間、ワンシーズン最高40回以上の釣行を重ねて培ってきた知識・テクニックは、何物にも変えがたい私の財産である。今回は、この財産を少しでも多くの人に知ってもらおうと思い筆をとった次第です。しかし、最初に断っておきたいのは、海は常に変化し続けているものであるということです。すなわち、これから出てくる事がいつもそのまま当てはまるとは限らないということです。なんで私がシイラにこれ程までにのめり込んで続けてこられたかというと、パターンどおりにいかない事がたびたび起こり、その都度新鮮な発見があったからなのです。釣りは常に新しい発見が無くては面白くありません。釣りは、フィールドで感じ、フィールドから学ぶ事が基本です、フィールドでの経験は、100の机上の理論よりもあなたを本物のフィッシャーマンに近付けてくれるはずです。以下の文が、これからのあなたのシイラフィッシングにとって少しでも役に立つ事を願っています。 知識編 海 海を知らずして魚の事など語れないが、海を理解する事ほど難しい事は無い。海をどれだけ理解しているかが、どれだけ魚に近付けるかのバロメーターなのである。私の持つ海に関する知識の全てを書いていたらキリが無いので、ここでは潮(黒潮)と気象について書いてみたい。黒潮は相模湾・東京湾口・外房一帯がシイラフィールドであるための最大の功労者である。私は、毎年5月頃になると黒潮の動向が気になってくる。黒潮の流れ方いかんでその年の状況やその時々の状況が大体予想できるからである。もちろん黒潮が近い方が良いのは当り前だが、一番良いのは南から真直ぐ相模湾・東京湾口に向かって北上してきて陸にぶつかり、外房方面に曲がっている時であろう。近年では98年の7月第1週などがまさにこの形で、その時の相模湾内はシイラだらけ、しかもサイズはメータークラスばかりという、お客さんにとっては素晴らしく、インストには辛い(半日ずっとランディングしっぱなし)未曾有の大爆釣となったのである。水温が19度になり黒潮の流れ方が良ければ魚は居る、本格的になるのは23度からであろう。日本一の突きん棒漁師の話によると、カジキやシイラなどは、黒潮の中にいる訳ではなく、黒潮の縁を回遊しているらしいのである。そこで、黒潮を川の流れと置き換えて考えてみよう。流れのカーブ外側というものは、そのまま真直ぐ進もうとする力が働くものである。その結果として、川が増水した場合は土手が掘れたり時には決壊したりするのである。海には土手が無いので、流れの本流は曲がっても、そこには真直ぐ進もうとする水の流れが新たに発生するわけで、それが俗に分流と言われているものである。シイラは黒潮の縁を回遊しているのだから、カーブの外側縁を回遊しているであれば、本流と共に曲がらずに分流と共に真直ぐに進む方が自然というものだ。黒潮がカーブしている外側というものは、黒潮から何らかの影響を受けている魚を狙う場合、とても重要なポイントである。このメカニズムを知っていれば、予想を立てる場合におおいにアドバンテージとなる筈である。
気象
相模湾・東京湾口は、ほぼ南に向かって開いている。つまり、南がらみの風の場合は、まともにその影響を受ける事となる。逆に北方向の風の場合は、相模湾は陸地が風除けとなってある程度の距離まではナギを保つ事ができる。東京湾口は、風が通してしまってまたまたその影響を受ける事となる。皆さんは、朝凪夕凪という言葉を知っているだろうか?知らない人は広辞苑か何かで調べておくと良い。シイラを狙う場合で、一番大切・重要な気象条件は風である。天気予報で波高3mであっても風が無ければ好条件となりうるのだ。天気予報の波高ほど、沖では当てにならない物は無い。沖に出た時の波高は、そのほとんどが風の強さと方向によって決まるものなのである。私に言わせれば、シイラフィッシングは魚を見ながら釣るからサイトフィッシングなのではない、魚を見付けてから釣るのでサイトフィッシングなのである。いくら大きなウネリが有ろうとも、風が無ければシイラは水面に浮いている確立が高く発見しやすいし、浮遊物も発見しやすいので有利なのである。また、潮目の浮遊物も散らばりにくく、ポイントが絞りやすいなどの二次的な有利性も発生する。アングラーからすれば、天気は晴れている方がよい。曇りや雨は水面下に入る光の量が少ないので、水面下の魚影を発見しにくいし、遠くの鳥も見えにくいものである。
テクニック編 キャスティング テクニックで一番大切なのは、キャスティングであろう。特に「正確さ」は重要である。キャスティングが下手では、どんなにすばらしいリトリーブテクニックを持っていてもキャストの上手い人には勝てない場合がある。なぜなら、シイラが水面にいる場合、ルアーが水面に落ちた瞬間が、そのシイラにとってのファーストバイトチャンスとなるからなのである。シイラは空中を飛んでいるルアーを視認している場合もある。トビウオ大好きのシイラにとって、それは当たり前のことなのだ。具体的には浮遊物に近すぎたり引っ掛けてしまう、シイラの進行方向にキャストできない、サミングが悪くてルアーが水面を突き破るように着水している、トップウォータールアーの場合は水面に落ちてからアクションするまでの時間が長いなどでは、シイラとのファーストコンタクトの時点で「終わっている」と言わざるを得ないのである。私が良く言う事の中に、「シイラはルアーが水中・水面でツーアクションすれば釣れる魚である。」というのがある。これは、ベストキャストさえすれば、チョンチョンとルアーが2回動くだけでシイラがルアーを発見してアタックするのに充分な間合いである、ということなのだ。パーフェクトキャストをするために、私のキャストには他の人とは違う特徴がある。それはサミングからルアーをアクションさせるまでの動作です。サミングは左手の親指か中指でスプールから出るラインを調整し、ベールはルアーの着水の約1〜3m前(ラインスラッグの量により調整する)で左手の中指で返します。残ったルアーの勢いはロッドを前に倒していく事により減速させ、ルアーが着水した時点でのロッド位置がルアーをアクションさせ始めるのに最適な位置にくるようにするのです。そうすれば、着水からのタイムラグなしにルアーにアクションが付けられる事になるのです。 ルアーアクション ルアーのタイプによって、付けるアクションは違って当り前と考えるのが普通ですが、根本的な部分でのタイミングの取り方というものはあまり変わらないと私は思っています。シイラはメリハリの有るアクションが好きで、中でも左右にルアーがダートする(首を振る)動きに弱い。そのためにアングラーはトゥィッチングを多用してイレギュラーかつダートなアクションをルアーにさせるようにしているわけである。しかし、効果的なトゥィッチングをしている人が実に少ないのが現状だ。チョットした違いなのだが結果的に大きな違いとなってしまう事の恐ろしさを皆さんあまり自覚していないようである。ひとつの例を挙げてみよう、確か男性10人の中に女性が一人という仕立て船に乗った時のことである、最初のブイに魚は居なかったが、全員のリトリーブを見てこれは面白くなりそうだと予感していた。この予感は見事的中し、次のブイでペンペンサイズながらも、女性一人だけが入れパクになったのである。しかし、周りの男性にはたまにヒットするだけなのであった。なんでこのようになる事が予想できたかというと、その女性のトゥィッチするタイミングと一回のトゥィッチでルアーの移動する距離が、素晴らしく良かったからなのである。ハッキリ言ってキャストもままならないレベルなのだが、何故か素晴らしいタイミングの持ち主だったから起こった事なのである。 ずばり、トゥィッチングでキモとなるのは、ロッドを煽るタイミングと、一回のトゥィッチでルアーが移動する距離(リールを巻く量)のバランスである。また、慣れてきたらその時の活性や状況によって、それらを微調整する技術も身に付ければ完璧で、微調整が明暗を分ける事も実に多いものです。キャストが最も重要と言っておきながら、残りも結構重要じゃないかとお思いになったことでしょう。おっしゃるとおりリトリーブテクニックももちろん大切です。なぜならシイラに口を使わすまでにアングラーがする事は、たったこの二つしかないのですから。 シイラを見付ける為のヒント等 まずはシイラを発見しなくては話になりません。船頭さんが居る所に連れて行ってくれるのを待っていても構いませんが、それではあまり面白くないと私は考えます。項目別にシイラを見付ける為のヒントを書いていきますので、よぉーく覚えて沖に出た時に思い出しましょう。 鳥 鳥は、海で魚を見付ける時に一番頼りになる存在です。鳥のいる所に魚有りといったところでしょう。鳥を釣ってしまっても、絶対にぞんざいな扱いをしてはいけませんよ。もしラインに絡んでもがいている様な鳥を発見したら救出してあげるくらいの気持ちを持っても良いと思います。事実過去には逃げるのを数10分間追い掛け回して救出したこともあります。そのままでは死が待っているだけでしょうから、少しばかり疲れたでしょうけど死ぬよりはましな筈です。皆さんご存知のものに鳥山というものが有りますが、この鳥山の形や鳥の動き方でその下にいる魚はほぼわかります。どんな形や動きかといっても、なかなか文章や言葉で表現できるものではありませんので、残念ながら私と一緒に乗船した時に聞いてもらうしかありません。鳥が水面で休んでいるのを鳥山だと言う人がいますが、それは大きな間違いです。しかし、休んでいる鳥をバカにしてはいけませんよ。なぜならその近くに浮遊物が有れば、そこにシイラが付いている可能性がかなり高いからです。鳥が休んでいる姿は発見しやすいものですから、近付いて必ず周囲に浮遊物がないかチェックすべきなのです。また、周囲に何も無くても鳥同士の密度が高かったり、船が近付いてもなかなか逃げない時は、その下に何かがいる可能性があります。しかし密集していても、ピィーピィーと鳴きながら動いている時は、ほとんどが何かの死骸を啄ばんでいる時ですので間違わない様に。 潮目 潮目は、シイラのポイントとしてオーソドックスなものですが、良い潮目と悪い潮目があることを知っておかなくてはいけません。ひとことで言ってしまえば、良い潮目とは食物連鎖の関係が出来ている潮目の事、悪い潮目とは陸から流れ出たゴミなどが中心となった、無機質な潮目の事である。沖から流れてきた海藻類や流木などは、長い間海に漬かっていることによって、そこにはプランクトンから始まって子魚やイカの子など、そしてワカシなどといった連鎖関係が発生します。また流木には貝が付いているのが特徴です。そんなものがより多く含まれていることが、良い潮目であることの最低必要条件です。良い潮目には、もちろん鳥も絡んでいます。いくら見た目に良い潮目であっても、鳥がその上を飛んでいないようでは、望みは少ないかもしれません。 浮遊物 海にはいろいろな浮遊物が浮いていますが、そのなかでも、今までに色々な意味で印象に残った代表的なものを挙げておきましょう。 畳 こいつは最近あまり見かけないが、見付ければ素晴らしく付いている場合アリ。一枚だけでなく何枚かが近くに浮いている事が多いのが特徴だ。水害などで同時に流されたり捨てられたりするからなのか? ブルーシート 最近はあまり付いていないが、昔は良く付いていた。ロープなどが付いているとなお良い。難民船(多分お祭り等で使って流した船型の物)―これは私が勝手に命名したのだが、竹で組んだイカダの上に竹がそのまま立っていたり、旗のような物が付いていて、遠目からもハッキリわかりすぎる作りのものであった。この異様な形に船頭は気味悪く思い近付くのを躊躇ったが、近付いてみればもちろんそこはパラダイスであった。 舟盛 旅館で出てくる舟盛の舟が浮いていて、そこには一匹付いていた。あまりに舟盛の舟が新しいので、持ちかえろうか真剣に考えた。 カメの死骸 カメの死骸は結構浮いている。成体になっても何らかの原因でそれだけ死んでいるということだ。風下は強烈な匂いがするので遠くからでもすぐわかる。魚は何気に付いていたりする。ちなみに私は時間の経ったドサエモンは見たことが無い。仕事柄早い段階のものは見るが…。もし沖でドザエモンを見付けたら、「とりあえずキャストして付いているか確認してから次の事は考える」と周りの人に公言している。 シャチくん 最近少ないが昔は良く浮かんでいた。かなり目立つのですぐに見付かる。今までに数匹がランディングされ一緒に帰港しているが、買うと結構高いらしい。強い北風が吹いた後に遭遇率高し。 50cm四方の白いビニール 何故でこんな物とお思いでしょうが、こんな物にでも10キロオーバーが付く事があるからなのです。(もちろん、このシイラはゲットしましたよ。)とてもレアなケースでしょうが、思い込みで物を見ない・見逃さない大切さが隠されているような気がします。 スーパー延縄ロープ 今までで一番凄かったのは、ロープとテグスがくちゃぐちゃに絡まった直径約5メートルの延縄の残骸らしき塊です。あんなのを船で轢いてしまったら一大事ですが、シイラは素晴らしく付いていましたね。 ポイント・状況別攻略法 鳥山(イワシダンゴ) 鳥山での注意点は、まず鳥を釣らない(引っ掛けない)事である。キャスト後にロッドティップを下げ、ラインを低く保ち着水させる技術も状況によっては必要である。イワシダンゴの攻略は、シイラの場合、ルアーをダンゴの縁を通したり、ダンゴの中から外に出るようにリトリーブしてあげる事である。なぜなら、シイラはダンゴに向かってサイドから突進したり、ダンゴからはみ出した奴を狙って食っているからである。ちなみにカツオやメジの場合、その食い方はダンゴの下から接近して啄ばむ様に食っている事が多いので、ダンゴの中にルアーを入れて、ダンゴの下にルアーを沈ませるようにしている。シイラはイワシがダンゴになっても食い散らかすタイプ、カツオやメジは自らダンゴにまとめて綺麗に下や端から食べていくタイプである。カツオやメジをやっている時に、ジグでダンゴを直撃すると群れが沈むとか何とか言うが、私はぜんぜん気にしない。お客さんにも「ダンゴの中に入れないと食わないよ」と平気で言っているし、自分もバンバン入れてしまう。真中に入れることで人一倍釣っているが、サメ付きの場合にはサメも人一倍掛けている…。笑 潮目 大きい奴を釣りたければ、誰よりも多く・遠く・先へ先へとキャストする事である。大きい奴だけを釣りたければ、キャストせずにチャンスをじっと待つことである。ただし眼の悪い人(魚の見えない人)にはできませんが…。潮目を狙う場合、どうしても潮目と船の間ばかりに目がいってしまうが、魚がスレていたり他の船が叩いた後っぽく感じ時は、潮目側は誰かに打たせつつ、自分は反対側に注目していると良い。距離的にはわずか数10メートルの違いなのだが、こちら側にいる魚は発見されずに叩かれていない事がけっこう多いものである。 単独浮遊物 いかにも付いていそうな浮遊物の場合、キャスト可能な距離に近付く前から浮遊物の周囲を良く観察する事である。シイラ自体や背鰭の引き波等が確認できればラッキーである。単独でいる場合は稀でペア以上が多いから、その中の一番大きい奴の前方もしくは横方向の、なるべく他の魚より離れた位置に少し離し気味で(5m以上)キャストするのが得策である。大型魚はスピードがあるので、ルアーをうまく発見させてさえあげれば、大抵他の魚に競り勝って食ってくるものである。競り勝ってきたからこそ大きくなれたのだから。 鯖ナブラ 時に鯖のナブラに特大サイズ(ペアの場合が多い)が付いていることがある。鯖をエサとしているナイスな奴らである。つまり、鯖ナブラは鯖を釣るためではなく鯖についている特大サイズを釣るためにチェックすべきなのです。攻略法は、遠目から鯖サイズとはいかないまでも大型のペンシルやポッパーを遠投し、ナブラの外周をリトリーブして群れからハズレた鯖を演出してあげます。面白い話で、何年か前のバトルドルフィンの時に、まさかの巨大な鯖ナブラの中でエンジントラブルにより航行不能となってしまい漂流、治している間も鯖ナブラから外れないので、参加者には大型ペンシル・ポッパーを投げ続けているよう指示したら、次から次ぎへと巨大なペアなどが現れて、結局バラシは多発したものの優勝魚を出してしまったということがありました。怪我の功名とはこのことですが、鯖ナブラは侮れないという良い教訓になりましたね。 引き波 水面で引き波をたてて泳いでいるシイラを発見した場合、必ず進行方向の3~5m以内にルアーを着水させること。近すぎるとビビってしまう事もあるので近すぎないほうが良い。船が動いている場合がほとんどなのでラインスラッグに注意すること。 シイラに囲まれた場合 ごく稀に群れが船の周りに付いてしまうことがあります。しかし、なかなか見える魚は口を使いません。そんな時は、自分の視界で見える範囲の魚はパスして、見えない範囲の魚を狙うことです。見えない範囲の魚は、魚からもこちらが見えないのか警戒心が薄いのかは知りませんが、ルアーに対する反応が良いのです。この方法は魚が選べませんが釣れないよりはマシだし、大抵はいいサイズが多いものです。ちなみに視界内の魚はフライで遊ぶのが私は楽しい。 ペンペンサイズの中にいる特大サイズを釣る方法 最近は少ないですが、やる気のあるペンペンの群れの中に、やる気の無さそうな特大が混じっている場合があります。(たぶんペンペンを非常食としている・大型シイラの胃の中からペンペンサイズが出てくるのは当たり前の事実です。)その特大に口を使わすのは難しく、大抵がペンペンの猛攻で終わってしまうものです。しかし、今まで何度か成功した特大に口を使わす方法があります。それは、ペンペンのアタックをトゥィッチしながら避け続けるというものです。すべてを目視しながら、ペンペンのアタックをバイト直前にロッドを煽る事でミスさせ続けるのです。そうすると、「お前ら下手くそだな〜」と言わんばかりに特大がバイトにくるのです。 最後に シイラは我が国で狙えるゲームフィッシュの中で、一番ゲーム性の高い対象魚であると私は思います。なぜなら、見付ける・キャスト・リトリーブ・フッキング・ファイト・ランディング・リリースと、全ての局面において高いレベルの技術が要求されるからです。シイラフィッシングには、瞬間的な判断能力とそれに反応する体(筋肉)や、ちょっと強気な性格が要求されます。シイラは、時として管理釣り場のマスよりもよく釣れてしまう事があります。しかし、何匹釣れたかではなく、いかにして一匹の(狙った)シイラとのゲームが楽しめたかが大切だと思います。私は、一般的なアングラーに、ペンペンばかりの日に小さいミノーで釣り続けるような事はしてほしくないし、かといって渋い日にトップにこだわり続けてまったく釣れないような事もしてほしくはありません。なぜなら、もっと高く・色々な意味でシイラという魚を知ってほしいからです。私は、魚が釣れ過ぎる釣りはあまり楽しくありません。時として釣れなくても、とても楽しいと思う事もあります。それは自分の価値観や満足度の問題だからです。 最後に、魚を掛けるテクニックだけでなく、なるべく早くランディングしてケアフリーにリリースする事も、これからの未来にとっては、とてもとても大切なテクニックのひとつであることを自覚すべきです。 |